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講演会にむけて構想中

次の講演会のために読み直している本を紹介します。

チンパンジーの政治学―猿の権力と性 (産経新聞社の本)
人間の政治家とチンパンジーの社会の権力の比較。われわれの「内なるサル」を突き詰めてみると面白い。

「統治」を創造する 新しい公共/オープンガバメント/リーク社会
現代社会における人間の統治の仕方への模索。

正義のアイデア
アイデンティティと暴力: 運命は幻想である

経済学からのアプローチ。

生物学的文明論 (新潮新書)

共生への生物学的モデル。

共感の時代へ―動物行動学が教えてくれること
共感は原初的なものであることを説明する。

創造的福祉社会: 「成長」後の社会構想と人間・地域・価値 (ちくま新書)
弱者の居場所がない社会――貧困・格差と社会的包摂 (講談社現代新書)

弱者を排除しない社会の在り方。

動員の革命 - ソーシャルメディアは何を変えたのか (中公新書ラクレ)
弱者を排除しない社会をつくっていく手段として、ネットはどこまで使えるかの模索。

あと数十冊部屋に開きっぱなしの本がある。2時間で話すべき内容をどうまとめるか思案中です。なお、書名はクリックするとアマゾンで検索できます。

わたしたちの脳をどうするか―ニューロサイエンスとグローバル資本主義
ついつい読み込んでしまった。可塑性について。政治との類比は面白いが政治への接続が見えない。

床に開かれていたのをとりあげると一気にまた読んでしまった。星の王子様と並ぶと称されるだけある。強く望むと宇宙のすべてのものが協力して手助けしてくれる、というこの確信をもてるようになりたいなあ。

「傷つくのを恐れることは実際に傷つくよりもつらいことだとお前の心にいってやれ」と言う一節が妙にぐっときた。

「本当に起こっていることではなく、自分が見たいように世の中を見ていただけなんだ」「目の前の兄弟を愛することができないのにどうして目に見えぬ人を愛することができるだろう」突きつけられてしまった。

何かをしない言い訳ばかり作っていてはいかんなあ。他者評価で仕事を選ぶばかばかしさなどは就職活動中の学生に読ませたい部分だ。大人になっても夢を適当なところで風化させてしまわないようにしたいものだ。
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ツイート集2012年1月

2日
若さをうらやむ新年のツイートに対する返信
若さなど羨むものではありません。体力しかないのが若さです。それはそれでよいことですが、しなやかな年のとり方は可能性を広げるものです。歳のとりかたを間違えるから思考が固まり価値観も腐っていくのです。若さを良しとする愚かしい風潮に騙されぬように。

(コメント)なぜ成熟に意味を見出さず,若さを求める傾向が強いのだろう。日本社会自体が成熟を要求している時代だというのに。若い力も大切だが、成熟した大人の存在も重要だと思う。

去年、衝撃を受けた本の一つ、「自己変革するDNA」みすず書房。DNAも一世代で変化する。昔の自分の直観が妄想ではなかったことを、科学が説明していくこの時代を見ていると、経済学も含め、かなり、一つの方向へ向かっていく可能性も感じる。現実生活レベルにはすぐには反映されないにせよ。

(コメント)一部の生物だと獲得形質が遺伝することもありうるらしい。つまり生きているうちに獲得した性質が次の世代に継承されるということ。これはすごい。一卵性双生児は同じ遺伝子を持って生まれてくるが、年を重ねると遺伝子に違いが見られるのだそうだ。

3日
やっぱり革命しなきゃなあ。誰かの首を落とすような革命じゃ、駄目だけど。

(コメント)いまだに革命志向が消えない。「革命」という概念とは異なるのかもしれないが、膠着してしまっている序列構造が同時に複数の領域でひっくり返ることをイメージしている。革命の主体はヒステリックな暴徒ではなく、暇だから革命する?みたいなヒロイックじゃない人たち。退屈するよりはデモしておくか、というムードを作りながらソーシャルメディアを通じてだんだんムーブメントを広げていく。実はそこには深い思考があるのだが、それは表には現れない。「悪いんだけど君たち消えてくれない」と言う言葉を突き付けるときには、いわゆる権威者が断れない状況が出来上がってしまっているように、実はきちんと計算されているのだ。あほな初夢。

4日
私は池上彰的な存在(無知な大人のための子どもニュース)を必要としてしまうようになった、あるいはその傾向を助長しつつある現代にこそ、問題があると思うのだが、もはや逆行不能な事態であるからには、せめてその程度のことは知っておこうと思える人間を増やすことにまずは貢献しようと思う。

(コメント)これはまったく池上さんを否定していないのだが、なぜか逆上したリプライが多かった。あなたのような短絡的な思考なき大人が育ってしまう環境を批判しているのですと言いたかったが、控えておいた。時間は大切だ。

6日
「先生は世間をどの程度信用なさっていますか?私は高2で田舎に住んでおり社会のことなどはまだわかりません。日本は大丈夫ですか?」へのリプライ
何をもって大丈夫というかだな。しかし、他人を信用しないと自分がせこい人間になってしまうから信用しておこう。裏切られても失うものもないだろう。
 
(コメント)人への信頼はどれほど裏切られ続けても持ち続けたいものです。
「耳当たりの良い言葉に乗せられるな、と先生に習いました。耳当たりのいい言葉って?」という10年以上前の生徒へのリプライ
耳当たりのよい言葉とは、自分が本当は気付いているのにそれを気付かないことにする自己正当化を助長する言葉。政治は避けて、たとえば受験だと単語は覚えなくてもなんとかなるよ、とか。無駄な努力はするな、とか。
これに続けて
因みに、「耳当たりがいいだけの」は英語では、ear candyと言う表現もある。CANDYあたえられて、喜んでいるようじゃね、おっと、政治の話への延長は避けておこう。

8日
とても冷静で、シニカルな受験生のノートの20ページくらい先の白紙に、「たかが自分、されど自分」とページ一杯に大きく落書きしておいたら、今日発見して、珍しく感情を表に出して、嬉しそうに「人のノートに落書きしないでください」と言ってた。感情の発露よし。

(コメント)「たかが自分、されど自分」というのはおそらくその時の彼には響いたのだろう。しかしびっくりしたろうな、突如そんな落書きが現れると。

9日
ツイッターでの議論を進めようという人へのリプライ
議論による意思形成が不可能なのが、今のツイッターの本質だと思います。
議論はそれを行うことによって現在の自分の考えとは異なる結論に達するものだという合意の上でなされるのだが、ツイッターはそのような合意をもたないことを、本質としているということです。

(コメント)この直後に東浩紀の「一般意思2・0」が出回り始め、熟議の合意によらないツイッター上での多数者の意志の再形成の可能性について読んで納得した。

10日
成人の日。着物は立ち居振る舞い、動きを制約する要素があり、そこに収まらない自由な動きは見苦しく、制約に準じてこそ美しい全体が浮かび上がる。部分にこだわる習慣、制約のないことがよいという考え方、から脱して成人になるには和服は素晴らしい。しかし街行く着物姿たちは…

(コメント)小笠原流礼法を学べと言いたいが、少なくとも和服の動きの練習くらいはしておいてほしいなあ。大人になるのだから。このツイートに「神奈川の成人式に出席したのですが着物が膝の上までで網タイツにブーツという姿もありました…!」というリプライもあった。それはそれで新しいファッションなのかもしれないが…

11日
誕生日だ。49才。20才の頃は50前後の自分など想像もしなかった。生きているとも思ってなかったし。なかなかに人生は思うようにいかず、だからこそ楽しめる。「四十歳までにやるべきこと」なんて、人生を夏休みの宿題のノルマみたいに扱いたがるヤツの気がしれん。吠える49歳!

13日
明日センター試験を受ける受講生へ。頭がパニクりそうになったら、鉛筆を一度手放して机におこう。両手をそっと組んでニコッと笑える映像を頭に浮かべよう。Smile!そうして、指をそらしてから再び鉛筆をもとう。脱力、リラックスとスマイルが大切なのさ。歯を食いしばらぬようにね。

16日
センター試験に失敗した生徒に言った。「反省するな。そんなもの別の形の言い訳に過ぎない。反省を口にするやつほど同じ失敗を繰り返すものだ。変えられない現実は受け止めなければ次に進めない。で、今から何やる?」大学に合格しても3日もたてば過去のことだ。そんなところに止まってちゃダメだぜ。

17日
正当な主張を携えているとしても、戦い方を知らぬが故に、戦う度に敵方にエールを送り続けることになるという構図は見るも痛ましい。行動を有効にし得る知性を持つべし。

(コメント)いろいろな所で見られる構図です。深く考えるという習慣、自分の言動の結果を予測する想像力が欠けているのが問題なのでしょう。

19日
生徒が質問に来た。前置きもなく、唐突に思いつめた顔で質問した。「ぼく、どうしたらいいですか?」何を言っているか本人もわかってないらしい。答えようもないので、こう言った。「強く生きろ」 すると… 彼は「わかりました。ありがとうございました。」と言って去って行った。意味不明⁇

(コメント)今だによくわからないのだが、多分適切な反応だったのだろうと思う。

25日
主に、受験生へ。自らに麻酔を打って偽りの安心感を買おうとするな。自由な者は不安なのだ。不安で遊べ。It’s fun(ふぁん)!

(コメント)不安を解消しようとするよりも不安と同居し、変化の可能性を肯定的にとらえるほうがうまくいくものなのです。
プロフィール

西きょうじ

Author:西きょうじ
予備校講師歴も30年以上になりました。いろいろなことがありましたが、様々な方向へと越境しつつ自分を更新していきたいと思っています。

参考書「英文読解入門基本はここだ」「ポレポレ英文読解プロセス50」「情報構造で読む英語長文」「リーディング&ボキャブラリー」「英文速読のナビゲーター」「英文の核」「英文法の核問題演習編」
一般書「踊らされるな、自ら踊れ」「越境へ」(共著)「仕事のエッセンス」「そもそも」「星の王子様さまを英語で読もう」

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