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雑感

 今日は、去年突然死した友人の一周忌に行ってきた。友人が少ない自分にとっては滅多に会うことはなくとも貴重な存在だったのだと今にしてしみじみと思う。彼と出会った当時の仲間も参列しており同席で食事をした。外務省政務官、参議院議員とかテレビ局の編成局長とか、偉くなっていたが、当時の話になると若者だった頃の感触が蘇った。大学卒業後の数年、めちゃめちゃ貧しくてとんがってたなあ。そして多分、過大な自尊心と、実はその裏返しである過剰な繊細さのバランスをとりきれずにいた。
 こないだトークで会った小野美由紀さんが気になって、「傷口から人生」(幻冬舎文庫)を読んでみた。メンヘラ就活失敗、スペイン巡礼、家庭内人間関係、そしてlife is writingという実感にいたる出来事と移り変わる内面がとても正直に描かれていてとても面白かった。「メゾン刻の湯」のほうが普通にはおすすめしますが、自意識に苦しめられている人には「傷口」はおすすめだなあ。変な人生相談よりははるかにためになると思う。
以下引用(割と当てはまる人も多いかと思う)
働かないんじゃない。本当は働けないわけでもない。ただ、自分に自信が無い。何かの拍子につまづいて、社会の中に受け入れてもらえる自信がなくなっちゃったもんだから、そこから動き出せなくなる。人とのコミュニケーションを過剰に恐れるのは、最初っから自分の世界に閉じこもっているほうが、現実を見ないでいるほうが、ラクだからだ。(中略) 他人との接触によって見たくない現実を突きつけられることからの、逃避行為だ。

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プロフィール

西きょうじ

Author:西きょうじ
予備校講師歴も30年以上になりました。いろいろなことがありましたが、様々な方向へと越境しつつ自分を更新していきたいと思っています。

参考書「英文読解入門基本はここだ」「ポレポレ英文読解プロセス50」「情報構造で読む英語長文」「リーディング&ボキャブラリー」「英文速読のナビゲーター」「英文の核」「英文法の核問題演習編」
一般書「踊らされるな、自ら踊れ」「越境へ」(共著)「仕事のエッセンス」「そもそも」「星の王子様さまを英語で読もう」

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